THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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↑苦労の後の蜜の味。

岐阜生活100日目(最終日)、僕だけの為に用意されたサプライズ送別会は翌朝まで続き、職場の皆さんに囲まれながら、短いようで長かった、気が遠くなるようでアッと言う間に過ぎた奥飛騨での日々を振り返り、その中で僕が溜め込んだ「多額の日本円」と「多大なストレス」の内の片方だけをカバンに詰める決意を固め、ここでの経験をアンダルシア(スペイン)へと繋げるべく、涙は見せずに三畳一間の小さな部屋に別れを告げ、朝7時25分発の高速バスに乗り込んだ瞬間、静かに終了。そしてまた、新たな一日(生活)が幕を開けた・・・。
proudjapanese

↓僕が今回の岐阜生活でお世話になった温泉施設です。
奥飛騨温泉郷 平湯温泉 ひらゆの森
クリックすると公式ホームページを御覧いただけます。

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↑河童橋から眺めた風景。

今日僕は中抜けを利用し、職場の方々と共に県境を跨いだ。向かった先は長野県の上高地、風光明媚な日本アルプスを横目に、ユッタリとした時の流れを肌で感じられる自然保護地域である。素晴らしかった。快晴だった事も手伝って、目の前に広がる天然の芸術品におもわず我を忘れてしまった程だ。・・・ただ、最大の目的であった帝国ホテルでの食事は、残念ながら最低だったと言わざるを得ない。本当に不味かった・・・。よって、大自然の宝庫・上高地に出掛ける方には、お弁当の持参を推奨する。気取った店内で高くて不味いフルコースを注文するより、ベンチに腰を下ろし偉大な山々を眺めながらオニギリに噛り付いた方が、より充実した時間を過ごせるはずだ。

岐阜生活98日目、久々のアルコール(ビール)に悪酔いしたまま終了。
proudjapanese

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↑海人と山人、あなたはどっち??

数年前、僕が沖縄(那覇市内)で購入した一枚の普段着「海人(ウミンチュ)ティーシャツ」は、海をこよなく愛する者にとっての聖衣として、今現在も日本全国のファンから絶大な支持を受けている。何を隠そう僕もそんな海人ファンの一人で、生地が傷み、色が褪せ、背中に刻まれた大きなロゴが崩れても尚、未だ袖を通す事を止めてはいない。当然、三ヶ月前大阪を出る際に担いでいた僕のリュックにも、くたびれた聖衣がしっかりと畳んで収納されていた。やはり僕は、誇り高き海人である。しかし・・・。

今日、僕は仕事の合間に衝動買いをした。そしてその買物は、思った以上に高くついた。レジで支払った1260円だけでなく、僕はその時自らの誇りまで支払ってしまったのだ。「山をこよなく愛する者にとっての聖衣」と記された説明文、堂々とプリントされた「山人(ヤマンチュ)」の二文字・・・。一目でバッタもんと分かるこの安物ティーシャツは、間違いなくマヌケな観光客に狙いを絞ったボッタクリ商品である。そんな事は百も承知だった。しかし僕が店内でそいつを目にした時、「買ってはいけない!」と分かってはいながらも、僕の右手はその類似品を掴み取り、両足はレジに向かって歩を進めた。結果、ニヤケ面で店を後にした瞬間、僕は誇り高き海人から、マヌケな山人もどきへと成り下がってしまった訳だ。どうやら奥飛騨の美しき紅葉、愛すべき景観、清々しい空気は、海人を山人に変えるほどの魅力を秘めているようだ。

岐阜生活96日目、ガラクタ収集家としての誇りだけはなんとか保ち終了。
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今夜、北の夜空に浮かんだ巨大な星は、今までで最大限の光を放ち、その輝きを保ったまま、流星となって野球界と呼ばれる宇宙から姿を消した・・・。

プロ野球日本一を決める頂上決戦・日本シリーズの第五戦、北海道を本拠地とする日本ハム・ファイターズは最終回、つるっパゲ外野手がウイニングボールを掴んだ瞬間、セ・リーグ王者である中日ドラゴンズを破り、堂々と地元札幌で44年ぶりの悲願を達成した。歓声で球場を揺らす4万のファイターズファン、新チャンピオンとなり歓喜に沸く野球小僧達。そして何より、17年間人々に夢と笑顔を提供し続けてきた偉大なるスーパースターが流した最初で最後の涙・・・。全てを出し切った背番号「1」に、惜しみない拍手と感謝の言葉を送りたい。SHINJO選手、あなたの野球は本当に楽しかったです。心の底から、ありがとう。

岐阜生活94日目、涙腺を緩めたまま終了。
proudjapanese

「どんな気持ちでバッターボックスに立ったんでしょうか?」との質問に対し、球界のヒーローはこう速答した。「気持ちで打ちました!!」と。・・・えっ??いやいや・・・、そんな事・・・、聞いてへんねんけど・・・。

プロ野球史上初めて開催された北の大地での日本シリーズ、そこで客席を埋め尽くす地元ファンに勝利をプレゼントした日本ハム・ファイターズの名手・小笠原内野手は、目を閉じていてもグローブにボールが吸い込まれるほど守備に定評があるみたいだが、会話のキャッチボールは大の苦手のようだった。まぁ、彼も疲れていたのだろう。ヒーローインタビューではなく、疲労インタビューになってしまった・・・。

岐阜生活92日目、ソフトバンクの通話料無料発言によって勃発した携帯電話業界の熾烈な商業戦争に脳を掻き乱されたまま終了。
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↑秋色に染まった和風の中庭。

寮から職場に出向く途中、僕はふと窓の外に目をやった。「もう、すっかり秋やな~・・・」そう感じるには十分過ぎる世界がそこには広がっていた。秋を愛する人は・・・。

美しき黄金の島国は、四季折々に異なった表情を浮かべる。友達の様な、父親の様な、恋人の様な、そして母親の様な・・・。その全ての顔にそれぞれ違った魅力がある事は言うまでもないし、どれが最もお気に召すかは当然個人の好みに委ねられる。しかし、今日僕が目の当りにした「恋人の笑顔」にだけは、万人の心の奥深くに響く美しさが秘められていたと思う。遅刻覚悟で足を止めた僕と同じ様に、廊下の窓にへばり付いて中庭を眺めていた多くの来客達が、確実にその事を証明していた。秋を愛する人は・・・。

紅葉という名のファンデーションは、日本の恋人の笑顔をより一層引き立て、色鮮やかな口紅で以て見る者を誘惑する。「秋化粧」は「厚化粧」であればあるほど美しい。その顔に魅了された人々は、愛を語らずにはいられない。そう、ドイツの詩人「ハイネ」の様に・・・。

「秋を愛する人は、心深き人。愛を語るハイネの様な、僕の恋人」・・・実に良く出来た歌だ。

岐阜生活88日目、心深き男「柴田恭兵」が主演する映画「まだまだあぶない刑事」を満喫した後終了。
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↑彼等との熱き戦いの末に待っていたのは・・・。

午後5時から6時の間、今日も僕は「Rinnaiガス赤外線グリラー」の前に立っていた。ムンムンとした熱気が辺りを静かに包み込む中、対峙したのは粗塩に塗れた70を超える虹鱒(ニジマス)達・・・。平湯に着いたその日から、僕は一度としてこの一時間を他の者と過ごした事がない(休日を除く)。今や日課となった勝負の時、淡水産の硬骨魚達は、「かかって来いや!!」と言わんばかりに網の上から僕を睨み付ける。そして、気が遠くなる程の暑さによって湧き上がった大粒の汗が僕の額から滴り落ちたその瞬間、今日も僕と虹鱒軍団との文字通り熱き戦いが幕を開けた・・・。

ルールは簡単だ。一匹でも宿泊客の前に出せないほど焦げ付かせてしまったり、尻尾を崩してしまったり、生臭さが残ってしまった場合、その時点で僕は敗北者としての烙印を押される。また、時間内に全ての対戦魚を焼き上げられなかった場合も同様に、僕は他の従業員達から非難を浴びるハメになる。これら厳しい条件下での戦い、それでも僕は一度として彼等に敗北を喫した事がない。そう、僕の名はproudjapanese、無敵のニジマス・バスターである。

本日も73連勝という完璧な形で僕は勝利を飾った。これにより、デビューから続く僕の無敗記録も5931に更新された。しかし最近、勝負の最中に時々不思議な想いが頭を過る。「赤外線グリラーによって焼かれているのは虹鱒か?それとも僕の方か?」何とも言えない空しさのような感情・・・。それを感じ始めたのは、大量の塩分(汗)に塗れた僕の姿が、粗塩と共に焼かれる虹鱒達と酷似している事に気付いた時からだった。グリラーの銀色パネルには乾き切った僕の瞳が映り込んでいて、使い捨てのコンタクト・レンズは悲痛の叫びを訴えていた。網から転がり落ちる、水分を逸して固まった川魚の目玉とドコが違うと言うのか。こんな戦いに、本当に意味などあるのだろうか?最近、僕はそう思うようになっていた。しかし・・・。

「兄ちゃん、美味しかったよ!!」・・・意味はちゃんと存在した。この一言のおかげで、悩みながらも僕はまた明日からグリラーの前に立つ事が出来る。そう、僕の名はproudjapanese、人々に癒しの味を提供するニジマス・マスターだ。(岐阜)県下一の温泉施設「ひらゆの森」を訪れて、僕の焼いた虹鱒を食べずに帰る者は一人もいない・・・。

岐阜生活85日目、金正日を焼き上げる大きな赤外線グリラーの開発をRinnaiに託し終了。
proudjapanese

今日の昼過ぎ、僕は久々にホットメールをチェックした。いや、「チェックしようとした」と言った方が正しい・・・。

「アカウントが無効になっています。有効にしますか?」IT社会から隔離された山奥に存在する温泉施設、その中で唯一ネット環境が備わっているフロント内業務用パソコン。支配人の留守中にコッソリ使用したその精密機械の液晶には、僕を驚かせる衝撃的な文章が表示されていた。確かに僕はここ奥飛騨にきて以来、一度もこのメールボックスを開いてはいない。しかし、アカウントが無効になるのは、「三ヶ月間サインインしなかった場合のみ」なのでは?僕、二ヵ月半前に一度サインインしたはずやねんけど・・・。とりあえず即有効にしてはみたものの、今までに受信したメールは既に見れなくなっていた・・・。正直、ショックだった・・・。

人と人とを電話線で繋ぎ、様々な情報をネット上に保管するホットメール、それを信用し過ぎるのは非常に危険な行為である。文明の利器「パソコン」を常時持ち歩けない僕にとっては、なおさらの事だろう。

岐阜生活82日目、志半ばで職場を去る事になった65歳の小悪魔と共に終了。
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↑飛騨高山の秋を美麗に飾る伝統の祭典、「八幡祭(秋の高山祭)」。

本日午前10時10分、僕は迷っていた。「どうしよう・・・?」そう頭を悩ませていた。平常心を保てず、仕事も手につかないほど、迷っていた・・・。

僕の一日の勤務時間は、大きく二つに分けられる。5時30分から10時30分まで続く午前の部と、15時30分に開始し20時30分に終了する午後の部だ。そしてその間には「中抜け」と呼ばれる休憩時間があり、基本的に僕はその貴重なフリータイムを睡眠、または森林浴(散歩)に充てる。そうする事で、どうしても低下しがちな体力をなんとか補充する事が出来るからだ。逆にそうしなければ、僕は午後の勤務時間中、ずっと睡眠不足と労働からくる精神的・身体的疲労に悩まされるハメになる・・・。

本日午前10時20分、僕はまだ迷っていた。「どうしよう・・・?」まだ、そう頭を悩ませていた。平常心を保てず、仕事も手につかないほど、まだ迷っていた・・・。

「高山(市街)に出向くか?或いは平湯に留まるか?」迷いのタネはこれだった。「今日の中抜けをどう過ごすか?」僕はそれをずっと考えていたのだ。今日は10月10日、日本三大祭が一つ「高山祭」の開催日である。「行きたい!!」祭好きの僕がそう考えるのは自然の摂理だったと言える。しかし、高山に向かうには体力的・時間的・金銭的問題があり、それらが僕の判断を鈍らせた。昨晩、僕はほとんど眠れないまま朝(始業時間)を迎えた。熟睡できたのはほんの2時間足らず、完璧な安眠不足である。したがって体力の回復を図るには、いつものように平湯近辺をユックリ歩いた後、仕事までの間ジックリ昼寝をしなければならなかった。また、平湯から高山市街までバスで約1時間、片道1530円かかる。午後の仕事までに帰ってくる事を考慮すれば、祭を見学出来る時間は本当に微々たるものだ。そのための支出として、往復3000円もの交通費は実に痛い。だから僕は、ずっと迷っていた・・・。

本日午前10時30分、僕は決断した。「行こう!!」僕はそう決断した。平常心を保てないまま、仕事を終えた直後、僕は強行高山祭観光を決断した・・・。

京都の祇園祭、秩父の夜祭と共に日本三大美祭に讃えられる高山祭、春と秋に開催されるこの伝統行事には、世界各国から多くの観光客が集まる。桜山八幡宮に到着した僕はそれを肌で感じた。人ゴミの中を歩き回るのは大変だったが、飛騨の匠の技と町人の美意識を結集させた絢爛豪華な11台の屋台は正に圧巻の一言で、感動を覚えられずにはいられなかった。遠くからではあったが、名物「からくり奉納」も眺める事が出来たし、美味しい和菓子も堪能できた。全くジャンルは違うが、美しい屋台の曳き廻しは、どことなく欧州のカーニバルで登場する山車と似ていた。どこの国、どこの町で参加しても、祭と言うのは良いものだ・・・。

本日午後8時30分、僕に後悔はなかった。「今までで最高の中抜けだった!!」僕はそう感じていた。平常心など保てるはずがないほど疲れ切っていたし、午後の仕事も全く手につかないほどフラフラになってはいたが、やはり僕は強行観光(敢行)を悔やんではいなかった。体は異常に重くなり、財布は非常に軽くなったが、それでも僕に後悔の二文字はなかった。しかし・・・。

現在(日付が変わって)午前1時ちょっと前、僕は少し後悔している。こんなブログ更新に40分も使ってしまった事を・・・。これで僕に許された今夜の睡眠時間は、残り4時間ちょい・・・。

岐阜生活78日目、中日の優勝に苛立ちを覚えたまま終了。
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↑一粒の幸運は、人の心に幸せの花を植え付ける。

昼の休憩中、僕は食べていたチョコボール(いちご味)のクチバシに、見慣れない天使の刻印が施されている事に気付いた。「こ、これはっ!!」開いたままの口、高鳴る鼓動、向上するテンション・・・。これぞ噂に聞く「銀のエンゼルのクチバシ」、5枚集める事でオモチャの缶詰「キラ★キョロ缶」と交換できる、正に夢との引換券である。「ラッキー!!」僕はそう思った。しかしまぁ、コイツをあと4枚も集めて実際に夢を掴むには、神がかり的な強運か莫大な資金、或いは途方も無い年月が必要となる。おそらく、それら三つの条件のいずれかをクリアする前に、僕の景品に対する情熱の方が先に薄らいで行くものと予想される。よって、この不完全な引換券が持つ実質的価値はほぼゼロに等しい。だが、この本当に細やかな幸運が、僕に今日という一日を笑顔で過ごさせてくれた事だけは確かだ。全国的に快晴となった今年度の「体育の日」、運動とは掛け離れた何の変哲もない月曜日だったが、森永製菓(株)が仕込んだ商業戦略のおかげで、僕の心にも雲一つ無い青空
が広がった・・・。

岐阜生活77日目、鏡の前で久しぶりに古畑任三郎のモノマネをした直後に終了。
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