THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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20060924020628

↑想いが詰まった今夜の従食。

我が温泉施設の厨房で働くプロの料理人「池田さん(中学生の孫を持つ62歳の女性)」、彼女は訪れるお客様にのみならず、我々従業員に対しても毎日3食分の献立を立てなくてはならない。驚くべきはそのバラエティーの豊富さ、ここに来てから約二ヵ月、未だに僕は同じメニューを口にした事がない。また、食にウルサイ住み込み従業員を黙らせるほど、その味の方も超一流だ。そんな池田さんの作り出す芸術品、それは皆から「従食(従業員専用食の略称)」と呼ばれ親しまれている・・・。

今夜、僕の前に出された従食は栗御飯だった。それが美味しかった事は言うまでもない。不味いはずがなかった。僕は知っていたからだ。その栗御飯がどのような過程を経て僕に食されたのかを・・・。

昨日の夜、休みだった僕は、ブタ小屋と化した自分の部屋を掃除しようと、掃除機を借りに職場に顔を出した。ふと調理場に目をやると、そこには大量の栗の皮を剥く池田さんの姿があった。80人以上ものお客様に食事を提供した後、その偉大な大先輩は誰もいなくなった厨房の片隅で、ただ黙々と手を動かしていた。食事の時間は僅か数分だが、そこにはそれを用意する者の絶大な愛が込められている。20年以上もの間、休む事なくキッチンに立ち続けてきた僕のオカンの背中、その大きさを思い出した一瞬だった・・・。

今夜、僕の前に出された従食は栗御飯だった。それが美味しかった事は言うまでもない。不味いはずがなかった。そこには、「秋の味覚」と「母の温もり」がふんだんに盛り込まれていたのだから・・・。

「ごちそう様でした!!」僕が食後に伝えた一言に対し、池田さんは「明日はもっとうめぇもん食わしてやっからな!!」と笑い、すぐにまた後片付けへと戻って行った。・・・その笑顔は、やはり僕のオカンのそれと良く似ていた。

岐阜生活61日目、職場の母と実の母に対する感謝の気持ちを胸に終了。
proudjapanese
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素敵な話~!池田さん、そしてあなたのお母様は、ちゃんと女性として、母としての大変な仕事を立派にこなしてて尊敬するわーーーー!!それにしても・・・ほんとにおいしそう!
2006/09/24(日) 18:24:27 | |to #6Q0aW8YQ[ 編集]
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