THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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異国に住んでいる僕が、日本の現状を把握するために最近よく行っている事・・・、今日はそれを紹介したいと思う。

実家から送られてくる、あるいは在独邦人の友達から借りるDVD、一般家庭用収録機器によって完成したこの一枚の円形記録盤、それを僕のパソコンに挿入するところから母国の現状分析が始まる。
「お笑い(バラエティー)」や「ドラマ」、「ドキュメンタリー」に「トークショー」・・・。
数々のテレビ番組が、ノーカットで液晶ディスプレーに映し出される。
第一段階は、もちろんそれらを一通り視聴することだ。
そうすることで、「笑いや感動」と「安楽の一時」が約束される。
しかし、これだけで終わってしまってはいけない。
日本の現状を理解するために最も重要なのは、次の第二段階目だからだ。
第二段階はもう一度頭から、今度は「早送り違い分析法」を用いて視聴し直す。
ここで、「早送り違い分析法」の意味を知らない人のために、解り易い説明を辞書から引用しておこう。

はやおくりーちがいーぶんせきーほう 【早送り違い分析法
1:=宣伝文句分析法
2:テレビやラジオの民間放送で流されるCM(コマーシャル・メッセージ)を分析することで、社会の変動や現在の流行を予測・理解すること。
3:母国現状分析法の中核を担う手法。
4:主に在外邦人が、自国の現状を認識・確認するために用いる手法。
5:主要番組をビデオ等の再生機器で視聴する際、時間節約のためCMを早送りするのが一般的であるのに対し、逆に主要番組を早送りしてCMに重点を置いていることから、こう呼ばれている。
「広痔苑(岩並書店)より引用」

と、とにかく、「CMだけを連続で見まくる」、と言うことだ。
日本で生活している方は、「馬鹿だ」と笑うかもしれない。
しかしこうすることで、本当に様々なモノが見えてくるのだ。
時代の移り変わりや流行だけでなく、ドイツと日本との放送システム・放送モラルの違い、・・・そして共通点。
メインのテレビ番組を見て楽しむだけなら、なにも日本から録画してわざわざ送ってもらう必要などない。
インターネットでダウンロードしたビデオファイルを(僕はまだ電話線を引いてもいないので・・・)、友人にコピーさせてもらえばいいのだから。

さて、ではその「CMを分析する」と言うのは、一体どういうことなのか?
昨日見たCMを例に、話を進めていきたいと思う。
昨夜僕が見たCMは全部で127本、全て先月「日本テレビ」で放送されたものだ。
簡単にジャンル別に分けてみると、以下の様になる。

化粧品・医薬品(41本)
上位:資生堂(17本)、花王(5本)、アース製薬(4本)
下位:再春館製薬(1本)、hoyu(2本)

食飲料品(30本)
上位:LOTTE(5本)、Asahi(4本)、SAPPORO(3本)
下位:大分麦焼酎(1本)、メグミルク(1本)

金融関連(23本)
上位:三井住友銀行グループ(4本)、アコム株式会社(4位)、
GEコンシューマー・ファイナンス株式会社(4本)
下位:東京三菱銀行グループ(1本)

車(12本)
上位:HONDA(6本)、TOYOTA(4本)
下位:BMW(1本)、フォルクス・ワーゲン(1本)

映画・音楽・イベント(10本)
上位:東京ディズニー・シー(2本)、ジブリ(2本)
下位:山崎まさよしニューアルバム(1本)、映画「セブン・ソード」(1本)

その他(11本):Xavix AEROSTEP(1本)、maruhati(1本)等

この中に、いかにも日本らしいポイントが二つあった。
一つ目は、食飲料品のCM全30本中、缶コーヒーの宣伝が11本もあったことだ。
WONDA、ジョージア、BOSS、ネスカフェ、ダイドー・・・、さすが缶コーヒー王国・日本だ。
ドイツと日本の日常生活の中で決定的に違うところ、それはコーヒーの飲み方である。
町中に溢れるカフェでゆっくりとコーヒーを楽しむドイツ人に対して、日本人が飲むのは出勤途中の駅で売ってる缶コーヒー。
日本独自のコーヒー文化がよく反映された情報だったと言えるだろう。

二つ目は、(時間帯によるが)金融関連のCMが異常に多いところだ。
これはテレビに限ったことではない。
日本国内どこに行っても必ず目にする、金貸し屋の大きな看板。
アイフル、プロミス、ほのぼのレイク、アコム、武富士・・・、さすが経済大国・日本だ。
日本独自のサラ金文化がよく反映された情報だったと言えるだろう。

その他にも色々な驚き・発見があった。
未だに観月ありさが多くのCMに出ていたこと、伊東美咲や魔邪などの芸能人が売れていたってこと、4時間以上もテレビを見てたのに一度もSMAPが登場しなかったこと、その代わり韓流スターが死ぬほど現れたこと、オサイフケータイとかがあったこと、カズが育毛剤のコマーシャルに出ていたこと、ジャニーズがいっぱい増えてたこと・・・。

日本に住んでいた時は早送りしていたCM、今はそれを見るためにメイン番組を飛ばしている・・・母国の早送り社会に置いて行かれないように。
でも、ここまでとはね。
僕が思っていたよりも、日本の時計はずっと早く回っていたようだ。

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