THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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20070226021224

↑僕は、もう二度とこの寺に近寄らない・・・。

子供(小学生)の頃、よく親に教えられたものだ。「外が暗くなるまでには帰って来なさいね!」と。だが僕は、この教えを守った事がない。むしろ今では、暗くなってから外に遊びに行く事の方が多い。つまり僕は、かつて両親から授かった第一の教えに背を向けて生きている訳だ・・・。

子供(小学生)の頃、よく親に教えられたものだ。「知らない人に着いて行ってはいけませんよ!」と。しかしやはり、僕はこの教えにも従わないまま成長してしまった。海外旅行中、胡散臭いアラブ人にもヒョイヒョイ着いて行ったし、魅惑のラテン美女にも(前方の)尻尾を振って(勃てて)ホイホイ着いて行った。まぁ、そもそも今となっては、この第二の教えは何の意味も持たないだろう。なぜなら、平成と呼ばれる現在の日本社会が、知っている人にも着いて行ってはいけない時代になってしまっているからだ・・・。

子供(小学生)の頃、よく親に教えられたものだ。「嘘をついたらエンマ様に舌を切られますよ!」と。僕は自他共に認める大嘘つきだ。この二十数年間、他人は勿論、自分自身をも欺き続けて生きてきた。にも関わらず、僕は未だに絶妙なトークによって職場の人々を爆笑の坩堝へと誘い、大好きな食後の甘いコーヒーを味わい、女性の全身を隈無く舐め回している。したがって、かつて僕が両親から授かったこの第三の教えもまた、単なる迷信に基づいた子供騙しの教育に過ぎなかったと言える。しかし・・・。

僕は今朝、仕事で新小岩まで行ってきた。すると、駅から外国人ゲストハウスへの道中で、何とも嫌~な雰囲気の漂う小さなお寺を発見した。「上品寺」である。まぁ、そこで何が祀られていたのかは、皆さんのご想像通りだと思う。昭和47年から本堂(閻魔堂)に安置されている閻魔像の高さは2メートルを越え、その表情の険しさ(恐ろしさ)は竹内力をも凌駕するものだった。一瞬、昔嘘がバレて叱られた時の親父の怒った顔が頭を過った。正直、恐かった。この時僕が、「もう嘘は卒業した方がいいかも・・・」と少し悩んだだけでも、かつて両親から授かったあの第三の教えには意味があったのかもしれない・・・。

幼い頃に親から聞かされた教えという物には、必ず何かしら意味がある。そしてそれは、大人になってから授けられた教訓よりも重要である事が多い。「エッチをする時にはコンドームを付けなさい(付けさせなさい)!」よりも、まず「食事の前には手を洗いなさい!」だ。手に付いたばい菌によって体調を崩す人は、避妊具不使用によってエイズに感染する人よりも多い。結局は、教えを守るも教えに背くも、重要なのは教えを理解する事なのだろう・・・。

「閻魔様、険しい顔してたのかい?嘘はいかんよ~、お兄ちゃん。ここの閻魔様、素直な人には微笑んでくれるんだから!」上品寺を後にする際、寺の掃除をしていたババアは僕にそう言った。「・・・おいおい、江戸の下町で育ったボケ老婆さんよ~。そんな事言ってエエんかい?閻魔様の審判を受けるんは、おそらく俺よりアンタの方が先なんやで?」そう思いながらも、僕は笑顔で「以後気を付けます。閻魔様に笑ってもらえるように!」と深々と頭を下げ、同時にまた一つ嘘を重ねたのだった。

葛飾区の上品寺、皆さんも一度訪れてみては?もしかしたら、冥界の総司(地獄の主神)の貴重な笑顔が見れるかもしれませんよ。

都内生活25日目、ジャッキー・チェンの映画と日本ジャンプ陣のメダル獲得に興奮しながら終了。
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