THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

21世紀の日本、地上で最も豊か且つ安全と言われるこの国の若者達にとっては、もはや海を越え異国に旅立つ事など何ら特別な行為ではなくなった。経済成長によって値が跳ね上がった日本円、IT社会の到来により取得可能になった正確な情報、通年出回っている格安航空券。これらの要素は、幸せな極東の新世代に、何物にも替えがたい貴重な経験を授けてくれる。十代前半の子供達は親と共に海外旅行へ、十代後半の青年達はバックパックを背負い自分探しの旅へ、二十代前半の若者達は語学を学びに海を渡る。(更に二十代後半のオッサンもまた、海外でのペンション経営を虎視眈眈と狙っている。)実に素晴らしい時代になったものだ。世界は、確実に近くなった。そしてそれは、何も旅行者に限った事ではない・・・。

興毅はやはり強かった。話題になった疑惑の判定から早八ヵ月、メディアを中心に吹き荒れた多大な批判の嵐を、彼は年末の一戦で全て振り払って見せた。そして階級を上げて臨んだ本日の試合、一回りも二回りも大人になった長男坊は壮絶な死闘を演じ、見事勝利を手中に収めた。現在、三階級制覇を目指すこの男を批判する人間は、一人もいない。何者をも納得させる強さ・・・。亀田興毅は、また一歩世界一に近付いた。

今夜、ミキティが世界を制した。初日のショートプログラムを終え二位につけた彼女は、フリーで最高の演技を披露し、韓国の至宝を抑えて逆転勝利を飾った。会場全体から沸き上がった大歓声、鳴り止む事のない拍手、全てが一つとなったスタンディング・オべーション・・・。一般人からは想像も出来ない程の興奮と感動を、表彰台の頂上で噛み締めた美しき姫は、悲願の金メダルを首から下げる事で真の女王へと変貌を遂げた。安藤美姫さん、本当におめでとう!!・・・でも、生放送のトリを華やかに飾ったのは、アナタではなく真央ちゃんでしたね。まぁ、あれは番組スポンサーの製菓会社が、真央ちゃんのペットと同名のお菓子を売り込みたかっただけなんやろうから、あんまり気にしないでください。とにもかくにも、氷上の舞踏会「世界フィギュア2007東京」は、日本人選手のワンツー・フィニッシュという最高の形で幕を下ろした。全てを魅了する美しさ・・・。これで、芸術面でも日本は世界に近付いた。

今週、僕は実に多くの若者達のパワーを目の当たりにした。世界水泳、サッカー日本代表、そして高校野球。更にTBS系列の番組では、パリコレやローザンヌにチャレンジする女子高生にもスポットが当てられていた。世界に挑戦する彼等(彼女等)の雄姿、最近の若者も捨てたもんじゃない。溢れんばかりの輝きを放つ日本の至宝の数々、ジャンルはそれぞれ違えど、みな何よりも最良の笑顔で努力を積み重ねていた。幸福を呼び込む楽しむ姿勢・・・。やはり、ありとあらゆる意味で、日本は世界に近付いた。

僕はもう、若者とは呼ばれない歳になった。至宝というよりも、石コロに例える方が正確だろう。それでも、どうしても世界へのこだわりだけは捨てられない。まだまだ行きたい国が、出会いたい人が、見たい物が沢山あるのだ。世界は狭くなった。スペインなんて、すぐそこだ。

都内生活52日目、コンビニで購入したお菓子のオマケ「エアロちゃんストラップ」を枕元に置き終了。
proudjapanese
スポンサーサイト

コメントする
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
http://proudjapanese.blog53.fc2.com/tb.php/162-2107b8bd
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。