THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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今朝、僕はある女性に花を渡しに行った。早朝だったにも関わらず、その娘の前には既に長蛇の列が形成されていた。先客のほぼ全員が涙を拭う重苦しい雰囲気・・・。その場を覆う鼻を啜る音・・・。しかし、僕は場違いなほど冷静に自分の順番を待った。そしてついに・・・。

真のカリスマは、故人でなくてはならない。命ある全ての人間が、どんなに味わいたくても味わえない唯一の経験が死である以上、それは死人がこの世に遺す最期の生き様として、残された人々の涙腺を緩める。悲しみによって膨らんだ故人へのイメージは、脳内で必要以上に美化され、すぐさま敬愛から崇拝へと心中で変化する。カリスマとは、こうやって生み出される。尾崎豊やHIDEがそうであったように、人は死ぬ事でようやく真のカリスマとなるのだ・・・。

安物の赤い薔薇を一本、僕は静かに壇上に置いた。涙こそ出なかったが、流れ続ける彼女の代表曲は胸の奥底まで響いた。メディアへの露出を極限まで抑えた90年代の歌姫、ミステリアスを売りにしていた女性アーティストの素顔を、僕は今日ようやく間近で見つめる事ができた。非常に残念だ。僕の青春時代を彩った坂井泉水(ZARD)もまた、尾崎豊やHIDEに続き、真のカリスマになってしまった・・・。

その後、来日しているドイツの友人達と共に、僕は日比谷公園を訪れた。久々に野外で騒いだ休日の午後、一週間分のストレスはなんとか発散できたが、ジャーマン・フェストで飲まされた大量のビールのおかげで、気分が優れないまま僕は帰路についた。その途中、東小金井の駅前でゲロを吐いた僕は、何処からかZARDの曲を聞いた気がした。「負けないで~」・・・。カリスマ・坂井泉水のおかげで、僕はちゃんと一人で部屋まで帰る事ができた。

都内生活118日目、死ぬ事で真のカリスマになるどころか、この世を去ってもなお税金を無駄に使う事しかできない腐った現役大臣に怒りを覚えつつ終了。
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