THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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とある週末、僕は暇を持て余していた。
何もする事がなく、土日限定ひきこもりと化す決意を固めたその時、ドレスデン在住の友人から電話がかかってきた。
彼女は今から、フロイデンベルク(Freudenberg)というモノクロの小村に向かうと言う。
何かの雑誌でその村の写真を見た彼女は、前々から一度訪れてみたいと思っていたらしく、「時間があるなら一緒に行かないか?」という誘いの電話をよこしてきたわけだ。
こうして、退屈なMannheimの週末という地獄を彷徨っていた僕は、友人から垂らされた天国へと続く糸に飛び付いたのであった。

時間はあっても金がない・・・、僕がそのことに気付いたのはマンハイム中央駅で切符を購入しようとした時だった。
「何度乗り換えがあってもかまわない!鈍行で行こう!」僕はそう考えた。
目的地までの道のりは、マンハイム→フランクフルト→ギーセン→ズィーゲン→フロイデンベルク、所要時間は約5時間・・・。
さぁ、出発だ!!

マンハイムを出て約2時間が経過した頃、二度目の乗り換えを終えた僕はズィーゲンを目指していた。
ふと窓の外を眺めると、木製の建物で出来た集落が目に止まった。
そのほとんどの建物が白と黒のみで造られていた事から、友人が言っていた「モノクロの小村・フロイデンベルク」というイメージがある程度頭に浮かんだ。
ヨーロッパ諸国の中でも珍しい風景を見れたという意味では、ギーセン~ズィーゲン間の車窓は面白かったと思う。

ズィーゲンで友人と合流した僕は、モノクロの小村に向かうべくバスに乗り込んだ。
フロイデンベルクに着いたのは、時計の針が5時を示していた頃だっただろうか。
最も眺めの良いKurparkという高台に急いで上った僕達を、フロイデンベルクの町並みは快く迎え入れてくれた。
村を見下ろした瞬間、言葉にならないほど圧倒されたのを覚えている。
うまく表現出来ないが、「立体感のない二次元の風景」とでも書いておこう。
今まで見てきた数々の美しい風景とは一味違い、威圧感さえ感じさせる白黒の町並み・・・、僕は決して忘れることはないだろう。

その後、実際に村の中を探索した時、高台に面した壁以外を全てピンク色に塗っていた家が存在したのだが・・・、それは僕の胸の中だけにしまっておこう。

白黒の小村

↑高台から見たフロイデンベルクの町並み



2005年4月23日の思い出
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