THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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去年春に行ったスペイン旅行、当初は「サッカー」というテーマを基に、バルセロナ→マドリッド→グラナダ→ヴァレンシア→バルセロナと周遊する予定だった。
しかしすっかりカタルーニャに魅了された僕は、全日程の12日間ずっとバルセロナに滞在してしまったのである。
そう、途中の2日間を除いては・・・。

3月19日・20日、この日だけは僕はヴァレンシアにいた。
カタルーニャ一筋だった僕が、ヴァレンシアに浮気してしまった理由は一つしかない。
スペイン三大祭りの一つ、ラス・ファジャスサン・ホセの火祭り)を見るためだ。
毎年3月12日から19日まで行われ、期間中ヴァレンシアの町は大小様々なファジャ(張り子の人形)で飾り付けされる。
民族衣装を着た美しい女性達によるパレード、鳴り響く華やかな民族音楽、そしてユーモアたっぷりの個性豊かなファジャの数々。
大通りは人でいっぱいだったが、それでも世界的に有名な祭りを楽しむことが出来た。
クライマックスは19日の夜、0時になると一斉にファジャに火が放たれる。
何ヶ月もかけて作り上げたファジャが、わずか数分で灰になってしまうのだ。
町のあちこちで炎が上がり出した。
煙のせいで若干息苦しくはあったが、街中で次々に人形が燃えて行く光景なんてものは、ここでしか見れないだろうと思い我慢した。
なによりも、暗闇の中で灯に照らされるスペイン美人の笑顔が、僕を癒してくれた。
夜中1時には、市役所広場にある巨大ファジャも炎に包まれた。
その迫力は、とても言葉で表せるものではない。
活気溢れるラス・ファジャス、本当に訪れて良かったと思った。
カメラを片手に祭りの最後を見届けた僕は、とりあえず駅に向かった。
宿が取れず、野宿をしなくてはならなかったからだ。
僕は、ボロかばんを枕に駅で眠りについた。

ファジャ1

↑市役所広場の巨大ファジャ(着火前)

ファジャ2

↑市役所広場の巨大ファジャ(着火後)



目が覚めたのは朝7時過ぎ、幸い荷物は何もなくなっていなかった。
小汚い東洋人から奪う物など何もないということか。
その後、街中に戻った僕が目にしたのは、灰とゴミにまみれた無残な風景だった。
まぁ、祭りの翌日というのはこんなものだろう。
ラス・ファジャスは終わったが、この祭りには「結果」がある。
全ての人形は燃やされてしまうわけだが、一週間の展示期間中の人気投票によって、一つだけそれを免れる。
つまり600以上あるものの中で、優勝ファジャだけが火祭り博物館に展示されることになるのだ。
僕はひたすら歩き回り、その栄誉ある優勝ファジャを探した。
そして、ついに見つけた。
聖母マリアをイメージした巨大な人形・・・。
「立派なファジャだ」と感動したのを覚えている。
2004年度の最高傑作と記念撮影をする地元民や観光客たち・・・。
祭りっていうのは、いいものだ。

ファジャ3

↑2004年度の優勝ファジャ



旅行後調べた結果、この時僕が優勝ファジャだと思い込んだ人形は、実はそうではなかった事が判明した。
同時に、僕がこの年の優勝ファジャを見落としてしまった事も・・・。

2004年3月19日・20日の思い出
proudjapanese
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