THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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リュブリャーナから夜行バスで約11時間、僕はクロアチアのスプリットに到着した。
バスを降りると同時に、数人の現地人が一斉に声をかけてくる。
プライベート・ルームの勧誘である。
ドイツを含めた西欧諸国では中々経験することのない安宿の勧誘、いつも僕の中欧旅行の一日は彼等との値段交渉から始まる。
旧ユーゴスラヴィアでは、英語よりもドイツ語を話す人がけっこう住んでいる。
その歴史背景からか、特に年配の方の中にはそういった人が多く見受けられた。
つまり僕にとっては、彼等との値段交渉に何の支障も生じない。
交渉の末、この日は1泊8ユーロの部屋にチェックインした。

この日は忙しかった。
荷物を部屋に置いた後、その足でスプリットの旧市街を見学。
大聖堂の塔から古代都市の町並みを一望した。
塔に上る途中、地元の若い学生達と交わしたやりとりが、今も僕の脳裏に焼き付いている。
コーラ(ペットボトル)を片手に階段を上がってきた東洋人をからかおうと、現地の(多分)女子高生達が後ろから僕にこう叫んだ。
Hey!! Always CokaCola??」・・・と。
僕は瞬時に「No reason!!」と返すことで、彼女達を爆笑の渦へと誘うことが出来た。
笑いのツボが読めない欧州人を、まさかあそこまで翻弄することが出来るとは・・・。
なんとか関西人としての面目は保てたというところか。
その後、宮殿(外観のみ)や市場などを見学した。
世界遺産にも登録されている古い港町、思った以上に楽しめたと思う。

クロアチア1

↑塔ではしゃぐ現地の女子高生



バスに40分ほど揺られて辿り着いたのは、トロギールという街だった。
スプリットから約20kmの所に位置する小さな島で、城壁に囲まれた島内には貴重な歴史的建造物が多く存在する。
バス停から少し歩くと小さな橋が見えた。
そこを渡ると、世界遺産の古都(古島)トロギールに入る。
観光客というよりも、地元の小・中学生による修学旅行客がほとんどだった。
一番の見所である聖ロヴロ教会は残念ながら工事中だったが、カフェでのんびり過ごす人々の笑顔を眺めているだけで、ついつい時計に目をやる回数が減っている事に気付いた。
島内の小路も実に味があり、その複雑な造りや雰囲気はどことなくイタリアのヴェネツィアに似ていた。
カメルレンゴの砦から眺めた真っ青なアドリア海、そしてトロギールの町並み、・・・圧倒されたのを覚えている。

クロアチア2

↑古都トロギールをバックに(カメルレンゴの砦より)



少々遅い昼食を採った後、僕はシベニクという本日最後の目的地へと向かった。
狙いはたった一つ、世界遺産の聖ヤコブ大聖堂を見るためだ。
この街は教会群を売りにする観光地で、上記の大聖堂以外にも多くの教会が存在する。
お目当ての聖ヤコブ大聖堂は、可愛らしい教会だった。
でもそれは正面から見た時の感想だ。
横から見ると印象が全く違い、ただただその大きさに驚いた。
意外だったのは、聖アンナ要塞から一望した眺め・・・。
旧市街と海とが絶妙にマッチしていて、僕に感動の一時を与えてくれた。

クロアチア3

↑聖ヤコブ大聖堂



一日に三つの世界遺産を急ぎ足で周った僕が、再びスプリットに戻ったのは午後8時頃だっただろう。
夕食をご馳走してくれたプライベート・ルームのご主人に、感謝の気持ちを伝えようと用いた一言・・・フヴァラ。
これが、僕が最初に口にしたフヴァラだった。
さぁ、明日はドブロブニクだ!

クロアチア4

↑聖アンナ要塞から眺めるシベニクの旧市街



2004年10月5日の思い出
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