THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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今日、ドルトムントでサッカー日本代表の試合を観てきた。ボスニア・ヘルツェゴヴィナとの親善試合、夏のワールドカップに向けて勢いをつけたいジーコ・ジャパンは、ほぼフルメンバーでゲームに臨んだ。日本の植民地(嘘)デュッセルドルフから近いという事も手伝ってか、我らが日本代表を応援しようと、スタジアムには大勢の邦人観客が詰め掛けていた。僕もその内の一人であった事は言うまでもない。

結果から言ってしまえば、2-2の引き分けで終了のホイッスルが鳴った。高原のゴールで先制した日本だったが、後半立て続けに点を失い、逆転されたままロスタイムを迎えた。試合終了直前になんとか中田(英)がゴールネットを揺らし同点に持ち込んだが、内容を考えるとワールドカップにやや不安が残る試合展開だったと言えるだろう。しかし、これはあくまで親善試合だ。ただのテスト・マッチにすぎない。代表の選手達はみな選び抜かれたプロ中のプロであり、今回見えた課題などは今後キッチリ調整し、万全の態勢で本番に臨むので心配いらない!!僕はそう思っていた・・・。

試合後、ユニフォームを交換し互いの健闘を称え合った日本とボスニア・ヘルツェゴヴィナの選手達・・・。降雪という最悪のコンディションの中でも必死に戦い抜いた90分には、両観客席から溢れんばかりの拍手が贈られた。そこまでは、両チームともスポーツマンらしい爽やかな姿だった。しかし残念ながら、その後選手達が向った先が、日本とボスニア・ヘルツェゴヴィナでは全く違ったのだ。我らが日本代表の選手達は、ファンに背中を向けたまま平然とピッチから姿を消した。応援してくれた満員のサポーターに一礼する事もなく、手も振らずに・・・。その悲しい光景を目の当たりにした瞬間、早くもワールドカップ本大会の結果が頭に浮かんでしまった。最も残念な結果が・・・。

試合中のメインスタンドには、寒いなか声を枯らしながら一生懸命エールを送る子供達の姿があった。震えながらも笑顔で手作りの応援フラッグを掲げる子供達の姿があった。そう、日本サッカー協会から招待を受けたデュッセルドルフ日本人学校(補習校)の生徒達だ。試合開始から、いや、その前のウォーミングアップ中から、彼等の応援は最後まで止む事はなかった。確かに、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ側から聞こえたような、キレイに揃った応援歌ではなかったかもしれない。発炎筒を用いた派手な盛り上げ方ではなかったかもしれない。だがそれでも、チビッコ応援団の熱い気持ちだけは、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ側に全く引けをとっていなかったと僕は思う。だから僕は、選手達が試合後メインスタンドを見もせずに立ち去った瞬間、なんとも言えない失望感のようなものを感じてしまった。子供達に夢を与えるのもプロの仕事である以上、あの日の日本代表は最低のアマチュア集団だったと言わざるお得ない。

試合開始直前に流れたスタメン発表のアナウンス、それは当り前のように英語と日本語で放送された。ゴール裏には、当り前のように「アイフル」や「KIRIN」など日本企業の広告看板が置かれていた。ボスニア・ヘルツェゴヴィナの応援席がゴール裏の小さなサポーター席であったのに対し、日本のサッカーファンは当り前のようにメインスタンドを埋め尽くしていた。そこは、まさに僕の母国そのものだった。経済大国・日本だった。ドイツという第三国で行われる試合にも関わらず、客観的に見て開始前からフェアな状況とは言い難かった。そんなホーム同然の優位な状況下にありながら、日本代表が勝てなかった理由は、なにも戦術的・技術的・体力的な問題だけではなかったと思う。どんな試合結果であろうとも、応援してくれたファンの方にはキチンと一礼をする・・・。観客席の子供達には笑顔で手を振る・・・。そういったテレビ中継では放送されない所での礼儀、それも大事な要素だと思うのだが・・・。

入場口で(無料で)配られた日本代表の応援フラッグ、そこには新しいスローガン「SAMURAI BLUE 2006」の文字が描かれていた。・・・笑ってしまう。礼儀を知らない侍が、異国の地で一体どんな結果を出せるというのだろう。ドイツで開催される夏のワールドカップ、あまり日本の恥をさらしてほしくないものだが・・・。

サッカー観戦

↑試合後しっかりファンに挨拶をしたボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表と、
メインスタンドを見もせずに立ち去った日本代表・・・。
どっちが真のSAMURAIだったのだろうか・・・。

proudjapanese
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