THE TREE OF LIFE ~生命の木~

世界日記 (本編)


   
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約一年前、男は転職を決断した。様々な想い、戦う姿勢、何よりも世界への道筋をハッキリと後輩達に示した後で、男は一人転職を決断した。プロのサッカー選手から、自分探しの旅人へ・・・。

さっきまで、明日の仕事に悪影響を及ぼす事も覚悟の上で、僕はずっとテレビを見ていた。サッカーの試合だ。ルイス・フィーゴ、ゲオルゲ・ハジ、ルイ・コスタ、ジネディーヌ・ジダン、フランク・デブール・・・。世界のスタープレーヤー達が一同に集ったチャリティマッチのレベルは非常に高く、勝利に拘らない魅せる技が多くの観客を熱狂の渦へと誘った。そしてそのピッチ上には、あの男の姿も・・・。

中田英寿、彼は笑っていた。現役時代からクールを売りにしていた彼だったが、今日は終始笑顔でプレーをしており、見てる方も楽しくなった。やはりサッカーは面白い。白黒のボールは人と人とを笑顔で繋ぎ、一瞬で世界を一つにする。自分探しの旅の途中、やや髪が伸び、ちょっと太ったナカータの笑顔のプレーは、改めてファンにその事を気付かせたに違いない・・・。

都内生活130日目、「何でバッジォが呼ばれてへんねん?!」と感じながら終了。
proudjapanese

今朝、僕はある女性に花を渡しに行った。早朝だったにも関わらず、その娘の前には既に長蛇の列が形成されていた。先客のほぼ全員が涙を拭う重苦しい雰囲気・・・。その場を覆う鼻を啜る音・・・。しかし、僕は場違いなほど冷静に自分の順番を待った。そしてついに・・・。

真のカリスマは、故人でなくてはならない。命ある全ての人間が、どんなに味わいたくても味わえない唯一の経験が死である以上、それは死人がこの世に遺す最期の生き様として、残された人々の涙腺を緩める。悲しみによって膨らんだ故人へのイメージは、脳内で必要以上に美化され、すぐさま敬愛から崇拝へと心中で変化する。カリスマとは、こうやって生み出される。尾崎豊やHIDEがそうであったように、人は死ぬ事でようやく真のカリスマとなるのだ・・・。

安物の赤い薔薇を一本、僕は静かに壇上に置いた。涙こそ出なかったが、流れ続ける彼女の代表曲は胸の奥底まで響いた。メディアへの露出を極限まで抑えた90年代の歌姫、ミステリアスを売りにしていた女性アーティストの素顔を、僕は今日ようやく間近で見つめる事ができた。非常に残念だ。僕の青春時代を彩った坂井泉水(ZARD)もまた、尾崎豊やHIDEに続き、真のカリスマになってしまった・・・。

その後、来日しているドイツの友人達と共に、僕は日比谷公園を訪れた。久々に野外で騒いだ休日の午後、一週間分のストレスはなんとか発散できたが、ジャーマン・フェストで飲まされた大量のビールのおかげで、気分が優れないまま僕は帰路についた。その途中、東小金井の駅前でゲロを吐いた僕は、何処からかZARDの曲を聞いた気がした。「負けないで~」・・・。カリスマ・坂井泉水のおかげで、僕はちゃんと一人で部屋まで帰る事ができた。

都内生活118日目、死ぬ事で真のカリスマになるどころか、この世を去ってもなお税金を無駄に使う事しかできない腐った現役大臣に怒りを覚えつつ終了。
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粗末な晩飯をキレイに平らげた後、僕は汚いケツを掻きながら静かにテレビを眺めていた。研ぎ澄まされる推理力、覚醒された第六感、燃え上がる俺の小宇宙(コスモ)!!視線の先で次々と死んで行く被害者達の怨念は、自然と僕に全神経を集中させた。そう、忌わしき殺人犯をとっ捕まえるために・・・。

「土曜ワイド劇場~(西村京太郎スペシャル)みちのく殺意の旅~」を見ていた僕は、必死に頭を悩ませた。気分はコナンか?ホームズか?知恵を絞り、状況を整理し、そして動機を探った。しかし、コレがなかなか難しい。タイムリミットは僅か二時間、犯人はそれまでに必ず捕まってしまう。要求されるのは、迅速かつ確実な脳回転だ。僕は十津川警部(高橋英樹)に負けじと、全身全霊で事件と向き合った。そしてついに、考えがまとまった。天に突き上げた人差し指を、ユックリとテレビに向かって下ろし、僕は自信に満ち溢れた表情で叫んだ。「犯人は田村、お前だぁ~!!」・・・違った。

錦衣玉食とは程遠い質素な独り身男の週末、外国人ゲストハウス「Big-Apple-Mu」の101号室には、二時間ドラマに参加する事くらいしか楽しみがない・・・。ハウス管理を担当する新人マネージャーproudjapanese、今夜も現実逃避中・・・。

都内生活115日目、先日窃盗容疑で逮捕された友人の将来を心配したまま終了。
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今夜九時過ぎ、仕事を終え自室でボ~っとしていた僕を、携帯電話の着信音が我に返らせた。「もしもし、タカ?元気にしてる?」脱ぎ捨てられたジーンズのポケットから手探りで取り出した端末を通じて、僕は久しぶりに母の声を聞いた。「元気やで。マネージャー研修も明日で終わりやし。そっちは?」いつもと変わらない無愛想な息子の返答だったはずだが、母はその一瞬で僕が疲れ果てている事に気付いたのだろう。「今日が何の日か知ってる?タカから荷物が届くの待ってるんだけど、まだ?ヴィトン?エルメス?」と、戯けてみせた。「アホか!何も送ってへんわ!ボケ!もう切るで!」僅か数分の会話、特に大した話はしていない。だが、少し元気が出た。昔から浴びせ続けてきた母親への罵詈雑言、幾度となく聞かされ続けたオカンのギャグ・・・。そこからは、愛する故郷・大阪の香りが感じ取れた。

「オカン、ありがとう」・・・。
僕はproudjapaneseであって、オダギリジョーではない。速水もこみちでもなければ、大泉洋でもない。よって当然、今年も上記のような小っ恥ずかしい台詞が、僕の喉元を通過する事はなかった。しかし・・・。

来年の「母の日」までには、しっかりと感謝の気持ちを伝えられる男に、母を元気付けてあげられるような息子になりたい。ほんの少しだけ、そう思った。

都内生活102日目、送り主不明の荷物が届くと同時に終了。
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最近色々忙しく、急展開の雨霰。自分の意思とは相反し、毎日厳しい脳運動。朝からオフィスの片隅で、資料を片手に暗記術。和製語「黄金週間(ゴールデンウィーク)」も、メッキが剥がれりゃ死囚感。長谷川穂積の防衛と、ジャッキー映画を見た後は、またもやテレビをオフにして、今夜もひたすら一夜漬け。拷問のような一週間、溜りに溜った疲労感。それでも逃げれぬ状況下、弱音を吐かずに上昇や。いつになるかも分からない、次の休みを目標に、まずは体調整えて、明日も地道にまた一歩。

都内生活92日目、約二週間続いた僕の「禁テレビ生活」と、性欲に溺れた元・大阪府知事「横山ノック」の人生と共に終了。
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僕のチンポは・・・、勃っていなかった・・・。自らがその身体的違和感に気付いたのは、普段通り目覚めた今朝8時過ぎの事だった。疲労が溜まっていたせいか?それとも、偏った食生活によるものだろうか?いや、これまで体内に蓄え続けてきた大量のメンソールの影響かもしれない。心当りは沢山あった。しかし、26歳の正常な男性である僕の性器が、朝勃ちと言う極一般的な現象に反応する事なく、パンツの中で無様な姿を晒していた最大の要因は、もっと別の所にあった・・・。

昨日一日、僕は貴重な休日をただダラダラと過ごした。外は生憎の雨、薄暗く静かな部屋の中で、忙しないテレビの光だけが僕を照らし続けていた・・・。ありとあらゆる情報が入り乱れるIT社会全盛期の中にあって、僕の主な情報源はテレビの報道番組であると言える。勿論、そこから得られる情報の全てが真実だとは思わないが、それらの真偽を的確に見極め、上手く整理する事さえ出来れば、きっと何かが見えてくる。僕はそう思い、今日までブラウン管を覗き続けてきた。しかしどうやら僕には、溢れ返る膨大な情報を把握し、前向きに活かすだけの能力は備わっていなかったみたいだ・・・。

昨日、多くの人々が死んだ。異国での銃乱射事件によって奪われたのは、罪もない32名の尊い生命だった。これは、銃社会と呼ばれるアメリカ合衆国の中でも、史上最悪の事件だったと言える。また、長年銃とは無縁とされてきた安全大国に於いても、残念な事に凶悪な銃撃事件は起きてしまった。被害者はなんと長崎市長で、来る選挙に向けた演説活動の直後に銃弾を受け、緊急手術も実る事なく搬送先の病院で亡くなった。米国の銃社会肯定派は、「人を殺すのは人であって、銃ではない」と主張するが、来日していたイラクの青年は、戦場の米兵に対し「私の敵はアナタではなく、アナタが持っているその銃だ」と伝えた事を、講演会の場で明らかにした。僕は平和主義者だが、偽善者ではない。イラクで犠牲になった子供が、北朝鮮で餓死する幼児よりも不幸だとは思わない。病魔に侵され死に行く人々が、銃によって生命を奪われた方々より幸せだとも思えない。だが、それにしても、最近のニュースは胸クソ悪い。病んだ話題が、多過ぎる・・・。

ネット上でハムスター等の小動物を虐待した会社員がいて、ベランダにはイギリス人女性の遺体が全裸で放置されていて、涙ながらに痛みを訴える自然災害の被害者達がいて・・・。捏造騒動に頭を下げる放送局の社長がいて、国際社会で頭が上がらない首相がいて、自殺を決断する子供に頭を悩ませる大人がいて・・・。そして今日もまた、今度は爆弾テロによって多くの人命が奪われた。僕はそれらの遣り切れないニュースを、直接自らの目と耳と心で感じ取る訳でもなく、チッポケなブラウン管を通じ、ショーモナイお笑い番組やツマラナイ三流ドラマ、嘘臭い(政治)討論番組やイカガワシイ深夜番組の合間に、ただボ~っと視聴するだけだ。こういった状況下で、情報と心を整理するのは困難を極める。だから僕は、全てを放棄する事に決めた。テレビの電源を、抜いたのだ・・・。

しばらくの間、テレビを見るのをやめようと思う。こんなにも憂欝な気持ちで生活を続けたら、それこそ本当にインポになってしまう。難易度の高いIT社会からログアウトし、少し冷静になって身近な情報から整理整頓していきたい。いつの朝か、僕のジュニアが再び天高くソソリ勃つその時まで・・・。

都内生活77日目、無音の室内で週末に手術を受ける親友を想いながらゆっくりと終了。
proudjapanese

野球に明け暮れた少年の汗、priceless。
甲子園を沸かせた怪物の笑顔、priceless。
プロとして積み重ねてきた八年間の努力、priceless。
夢の舞台で初勝利を飾った世界一のサムライ投手、・・・一億ドル。
お金に替えられる夢がある。
変わらないモノは、・・・マツザーカードで。

都内生活64日目、BS内蔵テレビの前で大切な人と共に普段より約7時間遅く終了。
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人生27度目の四月、僕は悩んでいた。毎週恒例のプチ出張、新小岩への道中で、「次は~、錦糸町~、錦糸町に停まりま~す」との車内アナウンスを、「次は~、警視庁~、警視庁に停まりま~す」と聞き違えたほど、僕は悩んでいた。その理由は・・・。

今日は万愚節、巷で言うエープリル・フールだった。一年間で唯一他人を騙す事が公に認められている特別な日、この一大イベントを無視しては僕の詐欺師としての名が廃る。そこで、このブログに更新する嘘日記のアイデアを、今日一日必死で模索していた。折角だから、何者をも騙しきれるような完璧な嘘を繰り出したかった。だから悩みに悩んだ訳だ。しかしコレが意外と難しいもので、仕事を終え携帯を握っても尚、極上の嘘話は脳に浮かんでこなかった。まぁ、他人が思い付かないような、上品かつインパクトの強い巧みな作り話を、ネット上で面白可笑しく公開するには、僕の力量はあまりに不足していたという事だろう。だから、諦めた。嘘をつく事を止めたのだ・・・。

「結婚しました!!」、「僕は癌です!!」、「出家します!!」といった大層なタイトルを掲げておいて、文末に「嘘でした~!!」と戯けてみせるのは簡単だが、それだと在り来たりで余りにつまらない。そんなつまらない嘘なら、わざわざブログに書き残す必要はないと判断した。よって、嘘が許される特別な日に、敢えてこうして自らの正直な考えを打ち明ける事で、また明日への新たな第一歩を刻みたいと思う。人生27度目のエープリル・フール、正直者proudjapaneseとして、何一つ嘘をつく事なく終了。やはり、僕には万愚節ではなく、万聖節こそ相応しい。

都内生活60日目、新小岩からの帰り道に横目で見た上品寺の閻魔様の笑顔を胸に刻んだまま終了。
proudjapanese

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↑昨日目の当たりにした春の訪れ・・・。
(仕事先の駐車場にて)

「あぁ~、エエ天気やなぁ~」・・・。これは昨日の昼過ぎ、休憩時間を野外のベンチで過ごしていた僕が、ついつい口ずさんでしまった独り言である。昨日は実に心地好い一日だった。45分の休憩時間、僕は目映い日差しが照りつける中、静かに羽を伸ばす事が出来た。目前の桜を見上げながら食べた昼食はあまりに美味しく、時折吹き抜ける穏やかな風は、春の訪れを実感するのには十分過ぎるほど優しかった。2007年3月29日、待ち望んでいた春、ついに到来!!

・・・と思っていたのだが、やはり春の女神は気紛れ屋さんのようだ。本日吹き荒れた風はあまりに素っ気なく、昨日のような優しさは全く含まれていなかった。若干肌寒さを感じる気候、すぐに顔を隠す太陽。路上に散らばった桜の花弁も、とても淋しそうな表情を浮かべていた。本格的な春の到来は、もうちょい先になりそうだ・・・。

都内生活58日目、(我らが阪神タイガースは負けたが)セ・リーグ開幕にやはり春の訪れを感じながら終了。
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21世紀の日本、地上で最も豊か且つ安全と言われるこの国の若者達にとっては、もはや海を越え異国に旅立つ事など何ら特別な行為ではなくなった。経済成長によって値が跳ね上がった日本円、IT社会の到来により取得可能になった正確な情報、通年出回っている格安航空券。これらの要素は、幸せな極東の新世代に、何物にも替えがたい貴重な経験を授けてくれる。十代前半の子供達は親と共に海外旅行へ、十代後半の青年達はバックパックを背負い自分探しの旅へ、二十代前半の若者達は語学を学びに海を渡る。(更に二十代後半のオッサンもまた、海外でのペンション経営を虎視眈眈と狙っている。)実に素晴らしい時代になったものだ。世界は、確実に近くなった。そしてそれは、何も旅行者に限った事ではない・・・。

興毅はやはり強かった。話題になった疑惑の判定から早八ヵ月、メディアを中心に吹き荒れた多大な批判の嵐を、彼は年末の一戦で全て振り払って見せた。そして階級を上げて臨んだ本日の試合、一回りも二回りも大人になった長男坊は壮絶な死闘を演じ、見事勝利を手中に収めた。現在、三階級制覇を目指すこの男を批判する人間は、一人もいない。何者をも納得させる強さ・・・。亀田興毅は、また一歩世界一に近付いた。

今夜、ミキティが世界を制した。初日のショートプログラムを終え二位につけた彼女は、フリーで最高の演技を披露し、韓国の至宝を抑えて逆転勝利を飾った。会場全体から沸き上がった大歓声、鳴り止む事のない拍手、全てが一つとなったスタンディング・オべーション・・・。一般人からは想像も出来ない程の興奮と感動を、表彰台の頂上で噛み締めた美しき姫は、悲願の金メダルを首から下げる事で真の女王へと変貌を遂げた。安藤美姫さん、本当におめでとう!!・・・でも、生放送のトリを華やかに飾ったのは、アナタではなく真央ちゃんでしたね。まぁ、あれは番組スポンサーの製菓会社が、真央ちゃんのペットと同名のお菓子を売り込みたかっただけなんやろうから、あんまり気にしないでください。とにもかくにも、氷上の舞踏会「世界フィギュア2007東京」は、日本人選手のワンツー・フィニッシュという最高の形で幕を下ろした。全てを魅了する美しさ・・・。これで、芸術面でも日本は世界に近付いた。

今週、僕は実に多くの若者達のパワーを目の当たりにした。世界水泳、サッカー日本代表、そして高校野球。更にTBS系列の番組では、パリコレやローザンヌにチャレンジする女子高生にもスポットが当てられていた。世界に挑戦する彼等(彼女等)の雄姿、最近の若者も捨てたもんじゃない。溢れんばかりの輝きを放つ日本の至宝の数々、ジャンルはそれぞれ違えど、みな何よりも最良の笑顔で努力を積み重ねていた。幸福を呼び込む楽しむ姿勢・・・。やはり、ありとあらゆる意味で、日本は世界に近付いた。

僕はもう、若者とは呼ばれない歳になった。至宝というよりも、石コロに例える方が正確だろう。それでも、どうしても世界へのこだわりだけは捨てられない。まだまだ行きたい国が、出会いたい人が、見たい物が沢山あるのだ。世界は狭くなった。スペインなんて、すぐそこだ。

都内生活52日目、コンビニで購入したお菓子のオマケ「エアロちゃんストラップ」を枕元に置き終了。
proudjapanese

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